中国語試験 HSK 4級に最短時間で合格する教材と勉強法まとめ




2011年10月に受験した中国語試験、HSK4級に合格できたので、教材記録も兼ねてまとめてみました。受験したことを(酔った勢いで)しゃべっちゃったこともあり…ちゃんと受かったよってことをココに報告いたします^^

HSKの情報って調べてみてもよく分からないし、ネットでも話題になっていなしで心配になるけど、日本だけで通用する中国語検定(英語では英検に該当?)受けるより、HSK(英語でいうところのTOEIC?)に興味持ってもらえるといいかなーと。

きっかけ

2011年夏。英語は一向にしゃべれるようにならないのに、TOEICスコアはなぜかドンドン上がっていくのを目の当たりにして、あらためて「TOEICスコアを上げることは言語じゃなくてゲームだ」ってことを悟る。で、この「スコアを上げていくメソトロジ」をTOEIC以外の他の試験で試したくなった。せっかくなら、少しだけ勉強したことがある中国語で試してみたいなぁとぼんやり考えてた。

9月19日。改めて調べてみたら、10月23日にHSKのテストがあることを知る。で、1ヶ月限定で勉強して受験してみようと思い立って、その場で受験申し込みをしてしまう。

HSKとは

中国語の資格試験。日本では中国語検定という日本独自の試験のほうがメジャーだけど、HSKは中国政府公認の試験。上海に行ったときに中国語を勉強している人はみんなHSKを目指していたし、どうせ受けるならこっちかなと選択。

どの級を受験するかはちょっと悩んだけど「4級を取得は中国政府教育部が定めた外国留学生の入学基準になってる」という話を知って4級に決定。あとで、HSK4級はTOEIC換算にすると700~800点ということを知って受かる訳ないと後悔するんだけど…。

各種語学検定試験とHSKの難易度比較

試験のなかみ

今回受験した4級の試験内容はこちら。

ためしに過去問題を解いてみたら、案の定「聴力」がまるっきりダメ。「筆写」もかなり弱かったので、ここに的を絞って勉強をすることに。

(日本人は漢字が読めるので、「読解」は比較的カンタンです。ただし、意味がわかっても発音できない状態なのでしゃべれるようにはなりません…)

テストに向けて(使った教材)

勉強は1ヶ月で50時間やると決めて、テスト対策だけに絞って集中。本屋に行ったんだけどHSK用の教材ってぜんぜん売っておらずマイナーな試験を受けることを決めたことを少しだけ後悔したけど、いろいろと組み合わせてカバー。

単語

2010年に上海に行くときに買った単語集があったので流用。1度本を見ながら書き取って、そこからは通勤の往復で音声だけ聞いてました。3分の1くらい進んだところでiKnow!を見つける。


これ超オススメ!これがなかったら合格できてなかったと確信してる。実は、このサービスが始まったのが10月1日なので、受験を決めた時には選択肢になかった。これを見つけて、キクタンはやめてiKnow!に一本化。300語位手をつけて、100語位は完了させました。

文法

文法は全体が俯瞰できる1冊+わからない時に詳しく調べることができる1冊があるといいことをTOEICで学んでいたので、まずは軽く1冊流し読みした後に、

詳しいほうはこの本を使いました。予想問題集の問題見ながら、よくわからないときに確認するというスタイルで。

テスト対策

テスト対策で何より大事なのはテスト内容を熟知すること。公式サイトで売ってる教材もあるけど、Webからダウンロードできるのでこちらを使えば無料。

ここで紹介されてるテキストや問題集が↓
http://www.hskj.jp/textbook/index.html


ここで無料でダウンロードできる↓
http://www.chinesetesting.cn/godownload.do


これと別に予想問題集がほしかったんだけど、日本語の本では1種類しか見つけることができなかったので中国から輸入することに。中国Amazonで数冊買ったんだけど、在庫がなくて結局1冊だけ受け取った。そういえばこのとき、Amazon.cnでトラブルにも遭遇…

買ったのはこれ。


当時44.2元(550円くらい)の本に送料を110元(1400円くらい)かけた。それでも国内で調達するより安いかな。

ちなみに(当たり前だけど)回答も解説も中国語で書いてあります…。

1ヶ月の勉強量は、当初決めてた50時間を大きく下回る30時間弱という結果に。理由は、10月下旬に大きな会議での発表が決まりその資料づくりと準備がものすごいことになってしまったから。というわけで、中盤には英語の勉強もしないと決めて、取り組んだ。

試験

TOEICと似ている感じで進むけど、試験官が中国語メインで試験をすすめていくことにビックリ。途中「あと○分です」って中国語で試験官がアナウンスするんだけど、たぶん「あと○分です」って言ってるんだろうな、くらいしかわからなかったよ…^^;

結果

300点満点で180点以上とれると合格(つまり60%取れればOK)なのですが、聴力も筆写もギリギリでした。けど、合格には違いないのでヨシとする^^

聴力(リスニング):61点
読解(リーディング):80点
筆写(ライティング):64点
合計:205点

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というわけで、中国語しゃべれないのにTOEIC700~800相当と認められた?中国語資格保持者がここに誕生したことを記録しておきます。今年はもっと、英語頑張りたいなー。